日中、汗が出るほど外は熱くなってきているけれど、古い日本家屋の我が家の中は、やや足元が冷えます。
掘りごたつに座り、パソコンで仕事をしている最中、窓の外のうすももいろのツツジにアゲハチョウがやってきました。
ひらひら、ひらひら・・・。
羽を瞬かせながら、花の蜜を吸っています。
突然の来訪者の登場は、手元の仕事から離れた思考へと誘う。
「キミも日向工房の一部だねぇ・・・。」
お仕事の屋号「日向工房(ひなたこうぼう)」は20年前、フリーランスとして動き出したときに自分で名付けました。
ぽかぽか気分創造工房「日向工房(ひなたこうぼう)」
そのころは、自分の手から生まれるもののカタチ、「デザイン」とか、「印刷物」とか「ホームページ制作」とかの、出来上がる「カタチ」ではなく、「心持ち」の方を重視して名前を考えました。
一緒に何かを形作る上で、関わる中で、なんとなくぽかぽかしてきて、元気になっていく、そんなイメージ。
「お天道さんにまっすぐ手を伸ばしていく」気持ちと、自分の名前とを掛け合わせて名前をつけました。
マークは、左右上下に広がる空間軸・時間軸をイメージして、この心持ちは、全ての時空に広がれる、広げたい、という想いをこめて作りました。
今、20年経ち、ぐるっと1周して、原点に戻ってきた感覚がしている今日この頃です。1周する間に、より細かく自分の得手不得手、好きで力が出るもの、でないもの、などが、自分でよくわかるようになってきました。
今の私は、『インディアン・スタイル』に突入しようという気持ちが強いです。
今は、アゲハがもたらしてくれた、今、ココでこうしている自分が嬉しくありがたく、幸せです。ありがとう。